西日本豪雨、一ヶ月経過(広島県呉市)8月6日

先週、東京で話をしてから、移動や毎日の現場入りでウェブの更新ができていませんでした・・・ざっと振り返りながらダイジェスト版にて。

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西日本豪雨の呉エリアの災害状況の現場レポートを、広島県の東京事務所でお話させてもらいました。

皆さん広島の事をとても心配し、多くの方に来ていただきました。
帰りたくてもすぐに帰れない、何かしたくてもどかしい。これから広島はどうなるのか、どうすればいいのか。

私もSNSのメリット、情報収集や発信のコツなども交えながら、スマホひとつでお話させてもらいました。

早速、「ボランティアに行きます」「来週帰ります」「広島の観光を盛り上げます」という声が上がったり。

呉氏くんのスマホゲーム「積んでクレ」作者であり、芝浦工大でシステム工学を学ぶIT系の若野貴大さんも駆けつけてくれました。自身の実家も、小屋浦で現在被災中。実家のことも地域のことも、心配が募ります。しかし早く帰りたい気持ちを抑えながら、「東京で自分が頑張れることをやる!」と強い意志を見せてくれました。

こうした若い力が、長い目で呉や広島の力になってくれることを大いに期待します。

なんと!会場にはTwitter繋がりでは、神足裕司先生に来ていただきましたよ。同級生や飲み友繋がりなども(笑)
いざという時に、リアルで繋がってくれるみんなに感謝しかありません。
そして、スマホがあれば、世界にも宇宙にも、被災地にも繋がる時代、バリバリ使いこなして行きましょう。


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朝から安浦に入って、石田伸二カメラマンのドローン撮影に同行して、被害状況の聞き取り。
3人の方が犠牲になった被害のひどい市原地区に行きました。1ヶ月経っても生々しい土砂災害の現場に立ちすくむ。集落全体が土砂に飲み込まれ、跡形もなく流された家屋、大きく傾いた電柱、大きく崩れた田畑。爆撃を受けたままの戦場がそのままに残っている、という印象です。

もう、これは人的レベルを超えているとしか。自然の脅威、人間の無力さ。ちょっとずつ復興している場所を見ていましたが、ここに入るとそんな気持ちも木っ端微塵に打ちのめされました。

*市原地区の被害動画
https://www.youtube.com/watch?v=KdQwduEPQks

何が出来るのだろう、と考えても非力すぎて思いつく事も無く、この現状を伝えること、長い復旧を見守っていこう、と心もとなくひっそり思うのみです。

市原地区をまわった後は、お昼からは慰問コンサートをするパリ在住のフルート奏者近藤智子さん、おひる~なのおだしずえさんに同行。

安浦川尻へ移動。避難生活を送る方には、音楽や心の楽しみが喜ばれます。断水26日の苦労を支えた給水ボランティア「川尻お尻愛」チームも、役割を終えたのではなく、活動で生まれた強い絆を次の活動へ繋げようとしています。
音楽の力、若い力、思う気持ちに、ちょっと元気をもらいました。

日常と非日常。天国と地獄を行き来して、目の前の景色の振り幅に戸惑いながらも、その場所場所で求められていることの違いを感じる。
答えは出ないけれど、考えてみる。

大局的に俯瞰して見ること、目の前の解決策を探り出す事、できる事、できない事を問い直してみよう。

8月5

大阪から小場真由美さんと住吉健太郎さんのユニット「kenkoba」さんが駆けつけ、安浦支所のホールで演奏して頂きました。小場さんからFBでメッセージのやり取りをして2週間くらい。それで駆けつけてくれるなんて、驚きでしかありません。そして、会ってすぐに意気投合(笑)引き寄せとか、お導きとか、そんな不思議な偶然ばかりの出会いです。

関西で人気の「kenkoba」さんの演奏は流石でした!もっと聞きたい~~!心地よい音楽から、親しみやすい歌まで、被災者の皆さんが笑顔になってリズムを取ったり、安らぎの空気に包まれました。

 

「今日は本当に有難う。ずっとね、歌いたかったんよ」そう言って、手を握るおばあちゃんがいました。演奏に、涙が止まらなくなったお母さんも。

*コンサートの様子
https://twitter.com/kurep90/status/1025950483133779973?s=21

日にちが経つと求められる事が変化してきます。気張って生活を立て直している方、現場を支える方には、吐き出すことや涙を流す事が、とてもとても大切。音楽の見えない力、繋がりの素晴らしさを噛み締めました。

kenkobaさんの「また、いつでも呼んで!」という声も、是非次に~繋げたいと思います。

そして、関西からkenkobaさんを送り出してくれた皆様、有難うございます。
「私らの後ろにな、いっぱいいっぱい応援してくれている人がおるねん。みんな、何かしたいと心配してくれてるんよ」と

言ってくれるkenkobaの言葉が、実に頼もしいです。KUREPの活動も微力ではありますが「発信してくれて有難う」と言って貰えて嬉しかったです。

関西の皆様、kenkobaさんからしっかり思いを伝えてもらい、元気を頂きました。

どうぞ、これをご縁に呉でお待ちしていますよ!

kenkoba Facebookページ
https://www.facebook.com/kenkoba.duo/


そして迎えた86日。

広島にとっては、毎年忘れられない一日です。
あの日も今も、祈る、思う、一日です。

豪雨災害から一ヶ月経ちました。

復旧の進んでいるところもあれば、土砂災害のひどい地域は、瓦礫と土砂に囲まれたまま。リアル戦争&戦後の様相です。
NHK
ラジオの記者さんとキャスターさんを案内して、被害状況を視察。
キャスターさんが「はっ」と息を飲む瞬間がわかりました。
流れ込んだ大量の土砂、何から手をつけていいのか先が見えないお家、流されたままの車。


一ヶ月経っているんです。(呉市安浦町中畑)

ここからどうやって再生していけば良いのか、途方にくれる現場。それでも、泣いている暇などなく、もくもくを土砂をかき続ける日々は続いています。
おばあさんは、この土砂と流木を乗り越えて、畑に通っていました。今、やっと助けが入りました。
少しづつボランティアさんが入るようになり、頭を下げ続けるおじいちゃん、おばあちゃん。

安浦町の中畑地区では、一ヶ月経ち、ようやく民間支援が徐々に機能し始め、人やモノ、地域の結びつきが動き始めました。膨大な土砂と被害に対して、まだ先は見えません。

美しい棚田が戻る日は。
森や川がどうやって息を吹き返してくのか。

KUREPも、私の責任において、細く長く見守って行き、伝えたいと思っています。

86日午後7時~N H Kラジオ「きょうのニュース」で安浦から生放送で現状をお話させてもらいました。

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