西日本豪雨〜岡山県へ②総社市

岡山県総社市に着きました。総社市の市役所は、入るとすぐに復興窓口があり、市民の皆さんが訪れて忙しそうな様子。そして、受付の横には、行政やイベント情報のほか、見えやすいように総社市の人口の増減が表示されていました。「子育て王国そうじゃ」は、災害が起きてから増えた世帯まで見える化しています。さすが「子育て王国そうじゃ」です。災害があると、人口が減るばかりではなく、人が増える仕掛けや魅力が確実に数字に出ていました!

そして、一番知りたかった総社市の「フリーマーケット」について、災害対策本部支援物資班の尾崎さんにお話を聞きました。麦わら帽子を被って颯爽と現れた尾崎さん。「ようこそ、総社へ。早速現場を見てもらいましょうか」と案内されたのは、飲料水やカップ麺などの食料、紙おむつ、幼児から大人までの衣服、食器、雑貨などがダンボールに仕分けされ、ずらっと並んでいる「フリーマーケット」になっているスペース。

これは、7月9日から市が主導して呼びかけ、ボランティアさんが仕分けや運営を手伝っている「フリーマーケット」です。
毎日8時〜19時まで、約1000人の人が利用しています。
文字通り、被災した人が自由に無料で支援物資を持ち帰ることのできる「フリー(無料)マーケット」は、飲料水やカップ麺などの食料、紙おむつ、中古衣服、食器など様々な物の中から、自分で必要な物を選んで無料で持ち帰ることができるのです。
様々なものを手にした人が出たり入ったり。必要な人に必要な物が、自分で手に取って入る仕組み、いいなぁ〜〜!

発災後、全国から支援物資が山のように届いて置き場が大変なことになり、置き場や人手不足を解消するため、すぐに仕組みを変えて”取りに来てもらう”スタイルにしたのだそう。

「届いた物資は活用されないと意味がない。受け入れるのが大事なんですよ」と尾崎さん。総社市市長さんの”支援物資もボランティアも有難い。その気持ちを大事にしたい”という思いが職員さんにもしっかり伝わっています。

支援物資を保管している市役所の一室にも案内していただきました。山のようにある段ボール。その中には、先ほど真備町に足りなかったお茶が大量に積まれていました・・・。

総社市には、毎日荷物を積んだトラックが4〜5便ほど到着します。それを、職員さんや市議さんが保管室に運び込み、すぐさま段ボールを開封。衣類、食器、食品、雑貨など、ざっくり仕分けてフリーマーケットに運びます。

そして、フリーマーケットスペースではお手伝いしているボランティアさんが、洋服や食器など、さらに細かく仕分けて並べる仕組み。さっき届いたばかりの荷物も、もう並んでいます!食品はレトルトや缶詰、お菓子など数点を袋に詰めて、一人一個ずつ持ち帰りやすいようにして並べます。「


「荷物が届く→開封→仕分け→並べる→もらわれて行く」

という一連の流れが、めちゃくちゃ早いのです。そのスピーディーな流れに、ただただ目を丸くするばかり!
荷物は鹿児島、熊本、大阪、東京、宮城、福島、北海道などなど、全国から。伝票を写メしている職員さんがいるので、何をしているのか聞いたところ、「市長あての伝票は全部写真に写して、市長に見せているんですよ」

なるほど〜〜「片岡聡一さま」と書かれた箱や伝票は、ちゃんと市長に伝わるようになっているんですね。箱の中に入っているメッセージなども全て取り分け、市長が目を通すのだとか。なんという細やかな心遣い。

片岡市長は、常々ツイッターで支援やボランティアの呼びかけ、毎日の気持ちを呟いており、私も日々チェックしています。災害直後は片岡市長の「市長始め市役所の職員は、市民に徹底的に寄り添う。絶対に助ける」という心強い発言や迅速な対応に、とても勇気付けられました。

そして、その通りに総社市は市長、職員さんが本当に被災者のために全力で動いていました。

何という風通しの良さ。何というスピード。 KUREPでも、細々と必要なものを必要な人に届けるために動いていますが、総社市では市全体が市民を強力なバックアップ体制で守り、最善最速で動く仕組みになっており、だから復旧のスピードも早いのです。

個人物資は受け取らない、物資は必要な物のリストを出してください、前例にありません、予算がありません、と言われる事は無いのです。

一人でも多くの人の助けになるよう、「物資も好意も全力で受け止める!」そんな姿勢に深い感動を覚えました。

(続く)〜次回は、③奇跡の下原地区へ

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