西日本豪雨から〜4ヶ月経ちました

7月に起こった西日本豪雨から、4ヶ月が経ちました。
季節は暑さで気が遠くなるような夏から、肌寒さを感じる深い秋〜冬へと移ろうとしています。
まだ4ヶ月、もう4ヶ月・・・。さまざまな思いを抱えた濃密な時間が過ぎてました。

命に関わる緊急のSOSは無くなり、被害の大きい方は避難所からみなし住宅や仮設住宅に移り、それぞれ身の振り方が見えてきた人、そうでない人。
ボランティア要請が減り、ボランティアの募集も少なくなり、常設のサテライトは閉鎖され、落ち着きを取り戻したかのようにも見えます。

その一方で、土地や河川の整備が進まないため、いつ自宅に帰れるのか。被災した家屋は直すのか崩すのか。見通しのつかない方もいます。
ボランティアセンターへニーズは上がらなくなっても、民間で稼働しているボランティアグループには4ヶ月立ってやっと「実は床下に泥があるので出して欲しい」という声が上がってきたり。
いまだに声を上げずに我慢をしている方もいるのだな・・・と。

そんな中で、ポツリポツリと上がってくる声。「寒くなってきたけれど毛布がなくて・・・」という方には、スマートサプライという最新の支援システムを使って毛布を届ける「毛布応援プロジェクト」を立ち上げて、無事に届けることができました。

こちら詳しい内容は、「いまできること」で取材していただきました。

◾️記事はこちら→ 「いまできること」

「台所も使えないし、買い物をするお店も無くなった」という声が上がった坂町小屋浦地区には、気持ちの熱い仲間たちが美味しいご飯やおかずをたっぷり用意して、炊き出しをしました。楽しみにしていた地元の人が、たくさんたくさん来てくれました。

土砂災害で甚大な被害のあった呉市安浦町市原地区。気が遠くなるような復興作業が続く中、「地域に元気を取り戻すために、神楽をよんでお祭りをしたい」という自治会長や有志の思いに応えるために、芋煮やラーメンの炊き出しを手伝いました。
45年ぶりの神楽が開催され、地域の人やそれを見守る人の不思議なパワー。
実際に大きな被災をしていない私は、微力なお手伝いしかできませんが「復興は、これからが本当の始まりなんじゃ!」という地元のお父さんの言葉が胸に刺さりました。

豪雨災害後からボランティアさんの受け入れや、地域の人のためにお寺を度々開放している安浦町の「信楽寺(しんぎょうじ)」さん。
今もずっと変わらずボランティアさんを受け入れ、被災者さんには無料で支援物資を配布するフリーマーケットや音楽イベント、「おてランチ」「てらかふぇ」など、集まっておしゃべりができる場を提供しています。

自治会が崩壊し、ちりぢりになって暮らしている被災者さんにとって、外に出て少しでも人と話すことは、とても大きな気分転換と励みになるのです。「場」があることの素晴らしさ、有難さ、地域にとっての「お寺」の在り方をあたらめて感じています。

*11月13日14時〜19時、第4回支援物資無料フリマ開催です!

こうして、4が月が過ぎて。

ありがたい事に、国道や高速道路、JRが不通だった箇所は徐々に解除され、渋滞や交通の不便さはかなり解消されました。ところどころに線路や道路脇に残る土砂崩れの爪痕は、これから公共事業や事業主などによって、徐々に直していくでしょう。
12月中旬にはJR呉線が全線開通する予定です(祝)✨

ともすれば、あの西日本豪雨がなかったかのように暮らすことができるようになった今、あの日から生活が一変した人々に何が出来るのか。地元の人でさえ忘れてしまうような平穏な時間が過ごせる中、それでも忘れずに全国から声を掛けてくれる人、遠くからボランティアに駆けつけてくれる人には、本当に感謝しかありません。

KUREP編集長は、閉じ込められた日々から一転して外に出ることが増えました。

西日本豪雨のリアル情報を発信したり、支援物資を届けたり、走り回って無我夢中の2ヶ月が過ぎ。ようやく仕事も行事も少しづつ、平常運転に向けて戻りつつある4ヶ月。

災害や現状、発災時からの情報発信の事について東京で話す機会(生団連合・新災害対策委員会)があったり、ツイッター繋がりから、支援物資のスクレーパーを送ってくれたコラムニストの神足裕司先生と横浜の中華街でご一緒したり♪
(呼ばれたら、駆けつけます♫)

◾️生団連合・新災害対策委員会の報告についてはこちら
生団連合HP  PDF 生団連会報VOL.26

そして、大阪から安浦町まで、ライブand泥出しのボランティアのみならず、関西の皆様からの支援物資と支援金を届けてくれたkenkobaさん。すごいパワーで呉まで駆けつけてくれた仲間と、大阪で再会!また会えた喜びと無茶苦茶カッコいいkenkobaサウンドに、盛り上がりまくりでした。
kenkobaさんと大勢の仲間を繋ぐ音楽の力、思う力、行動力の素晴らしさに、あらためて大感動です〜♫

目新しいところでは、ネットメディア会社「瀬戸内サニー」さんが企画する「カモンベイビー」という西日本豪雨の被災地の復興を応援する動画にも、ちょい出ました(笑)
岡山、愛媛編に続く、広島編です。DA PUMPの「USA」のリズムに乗って、地元からパワーを届けることで全国からの観光客が増えて欲しい!応援していただけたら嬉しいです。

「カモンベイビー ヒロシマ!!」動画

「災害」という、とてつもないネガティブな大ダメージから、それを跳ね返すように全国や世界からSNSやネットから降り注いだポジティブパワー。世界は助け合おう、支え合おうという愛であふれていると感じています。実際に、リアルで温かい繋がりになり、現地で笑顔を生み出すきっかけになったのが嬉しいです。

復興やボランティアって何だろう?
誰のために、何のために・・・・それぞれ思いや理由があると思います。

4ヶ月経ったからこそ、見えるもの。
純粋だったものが、地域や組織のしがらみだったり、仕事だったり、利権争いや縄張り争いが見え隠れする事もあったり。

ある日突然、生活が押し流されて変わってしまった大勢の人たちに。
被災地を初めて見た時の、例えようもない大きな衝撃。
「大変だ!!これは何とかしないと!」と考える間も無く動き出した頭と体。

大混乱している現場に、必要なものが必要な人に早く届いて欲しい。
困った時はお互い様。そのシンプルな強い思いを、リアルに繋げたい。
それを忘れない、どうにか伝えるためにも、今もこうして情報を発信しています。

テレビや新聞で、西日本豪雨のニュースはめっきり減りました。だから、関東や関西でお話しをすると「未だにそんな状態なんだ・・・」と、びっくりされます。
大手マスコミが報道しなくなっても、KUREPが災害を忘れてもらわないために、現場から情報発信をする事も、これからもできる一つの支援の形だと思っているからです。

それそれができる事をぼちぼちと。同じ思いを胸に、今も動いている人。
戻ってきた日常の生活や仕事もこなしながら、まだ日常を取り戻せない人たちのために。
これからも心を寄せる事、それぞれが出来る事を細く長く。

矢野や坂、天応でも、支援物資のフリーマーケットや子ども支援のリレーがゆるやかに繋がり、心と思いを届けています。

これからも、笑顔が増えるような美味しいものを届けたり、イベントなどにも携わって行きたいし、お役に立てることがあれば、どんどん外にも行きたいなぁ〜。
kenkobaさんたちに、また呉に来て欲しいなぁ〜〜、とKUREP編集長は妄想していますw

 

 

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