呉市川尻町にある「仙人珈琲」をご存知でしょうか?
”仙人”というからには、おじいさんがいるのかな?辺境のすごい場所でやっているのかな。
名前からして、怪しさ、楽しさにワクワクしてしまいます。
少し前にこのお店の存在を教えてくれた知人も「まぁ〜変わってますよ。一回いってみんさいや!」
という訳で行ってきました。
野呂山に登る”うぐいすライン”の途中にある黄色いお家、玄関口にはそれとなく雰囲気のある看板が見えます。目の前はぱあっと開けた見晴らしの良い明るい場所で、空気も軽やか。
そう、ここにあるのが「仙人珈琲」です。
オーナーの河邊睦生さんが、2018年4月に開店した不思議なカフェスペースです。
定年退職し、以前から思い描いていた自分の好きなものに囲まれて、やりたい事ができるスペースを作りたい、と開店しました。
自宅の一部を改装した店内は、真ん中には素敵な螺旋階段が。
明るいリビングに河邊さんの趣味の一つである自転車が飾られてたり、薪ストーブがあったり、センスの良いカップが飾られていたり、河邊さんの好きなものに囲まれて過ごす居心地の良い空間になっています。
この空間で楽しめるメニューは、モーニング、パンケーキ、軽めのランチ、季節の手作りケーキ、自家製ハーブティーなど。
出来るだけ生産者の顔が見える素材を使うというポリシーを大切にし、国産の安全な小麦粉や品質の良い油やバターを使っています。
特にこだわっている珈琲は、世界から農園を指定した豆を常時12種類前後ほど用意。
「珈琲は鮮度が大事なので、小ロットずつ丁寧に焙煎しています」と、河邊さんが独自の方法で中浅目に焙煎し、香りと酸味の余韻が広がる珈琲に仕上げます。
「ここは僕の遊び場でもあり、フィールド。気持ちよく過ごしてもらえる人は、何時間でもくつろいで楽しんで欲しい」。
飄々として、どことなく仙人っぽい雰囲気の河邊さん。
趣味はテニス、自転車、スキー、山登り、映画、音楽と、とにかく多趣味で人生を楽しんでいます。また、それぞれの趣味で繋がっている仲間が面白がって訪ねて来るのだそう。
オープンしてからは、その多彩な人脈で、アコースティックライブ、焙煎教室、ケーキ教室、ジャム作り、薬草の会など、面白い企画をたくさんしてきました。
「実はイタリアン料理も得意なんですよ。たまには作ってみようなかな〜。ライブも映画の鑑賞会もしたいねぇ」好奇心の赴くまま、好きな事をゆるりと楽しく。
ユニークな仙人がゆる〜っと迎えてくれますよ。
広島県呉市川尻町久俊2丁目12-23
0823ー87ー4151
営業時間 9時〜17時
定休日 金曜日
*モーニング、ランチとも予約が望ましい