第4回まち歩き 「両城・川原石コース」

2021年4月18日(日)

今回のまち歩きは呉駅に集合して「両城・川原石コース」を歩きます。
新原市長は川原石の出身で、今回のまち歩きにとても参加したいけれど予定があるため、なんと見送りに来てくれました。今回も案内役の竹本さんが入念に下見したまち歩きコース。面白い発見を楽しみにして、さぁ出発です!呉駅から新栄橋を通り、三条通り、七曲がりへとテクテク。200階段を通るとしんどいので、あえて七曲がりを通るルートで組み立ててもらいました。

おお〜、上までぎっしりと立ち並ぶ家、家、家。車が入る道さえなく、階段を使って帰らなければならないお家もあります。この地区は昭和初期に海軍関係者の住宅需要が急増したため、やむなく上へ上へと家が建てられました。集中する家々は階段状に見えるため「階段住宅」と呼ばれるようになり、中には和風の建物と洋館をつなぎ合わせた当時流行のお家も見えます。

通称「七曲り」平地の住宅から尾根の上の両城中学校付近まで続く、つづら折れの約150Mの細い坂道。実際には7回も曲がりませんが、車の運転時に切り返しが難しい難所とされています。

途中、「古田住宅」の看板を発見。
こちらのおた宅の赤レンガの塀は、昭和初期に、海軍関係の優れた石工によって建築されたもの。2001(平成13)年3月24日の芸予地震で、呉市内の民家の数多くの赤レンガ塀が倒壊しましたが、この赤煉瓦の塀はビクともせず、優れた技術で造られたものだと証明されました。

両城中学、200階段へと進みます。200階段は登り下りをしたことはありますが、かなり疲弊します。途中で休まないと一気に登れません〜〜。上から階段をのぞくだけで(笑)今回は、竹本さんが何度もこの界隈を歩いて歩きやすいコースにしてくれたので余裕があります!
上から見る呉湾も良い眺め。「私たちの住んでる街だ!」と嬉しくなりますね。
両城中学の学生が一番よく通る通学路も歩きましたが、周りはお墓だらけです。
夕方や暗い時間に歩くのはちょっと勇気が要りそうですね・・・
スタスタ歩く竹本さんの後を追って、今度は脇道へ。
こんな道があったとは〜。昔あった川原石駅と今の川原石駅の位置をチェックしたり。
線路のすぐ近くを歩いてたら、呉線の電車がちょうどトンネルから出てきて、目の前を通過しました。電車の写真を撮る人にはナイスなスポットをかもしれませんね。

そして、いよいよ!今回のまち歩きのメイン!!
「靜觀邸(せいかんてい)」へ向かいます。「靜觀邸」は呉の名家、澤原為綱氏が参謀長兼建築部長・佐藤鎮雄大佐のために明治時代(1890年前後)に建てられました。和洋折衷の建築を取り入れ、呉の洋風建築の素晴らしさを今も尚伝える建物です。煉瓦の煙突や木造の窓枠などは、建築当初の意匠を残しています。
「沖縄県民斯く戦ヘリ」で著名な大田中将一家もこの家に住んでいました。
私もこのような歴史を持った洒落たデザインの豪邸が、川原石にひっそりと残っているのにビックリです!!!参加者もただただ驚くばかり!

終戦後は「靜觀邸」は売却され、経済的にも困窮して(恩給がすぐに貰えなかったため)引っ越し先を見つけられなかった大田家は、新家主の許可を得て女中部屋2つを借りて居候をした、というエピソードが残っています。
本当に、こんなお家とエピソードがあるにも関わらず、知らない事に驚きます。
参加者の中には「電車から見えるこの立派な塀のお宅が長年の謎じゃったんよ。60年以上ずっと抱えていた謎が解けて今日は参加して良かったわ〜〜」と喜んでいました。
川原石から三条に向けてテクテク。この辺りは呉空襲で焼けなかったので、戦前からの建物が残っています。
川原石港はたくさんの船が着いて活気があったため、一帯は随分賑わっていたのでしょう。
モダンなデザインの建物を見るだけでもかなり楽しいです。

そして三城通りの有崎城址、大歳神社へ。ここに「有崎城」というお城があったり、ここから先は海だった、という竹本さんの話にまたまた驚きます。
呉は海の街、海の神様と近しかったのですねぇ。


上の児童公園には「呉港 大船や 波あたゝかに 鴎浮く」という文字が刻まれた正岡子規の句碑があります。しかし、この句碑の台座には、防空機銃砲台「25ミリ連装機銃」が配備されていた跡が残っていました。
こののどかな公園にも戦争の跡が・・・

両城小学校の近くには呉空襲を体験した防空壕後もありました。両城小に通う小学生は、今でも毎日当たり前に目にしている風景です。子どもたちは何を思って目にしているのかな。
それから、三条コミュニティ道路(旧:三城通商店街)へ。海岸通商店街と連なって賑やかな通りでしたが、1987(昭和62)年にコミュニティ道路として整備され、ゆったりと歩道を確保した一方通行の道路になりました。

魚屋さん、お肉屋さん、文具店、酒屋、洋服屋、天ぷら屋、本屋などなど、私が覚えている40年前位でも賑やかだった商店街ですが、今はシャッター通りになり、人がほとんど歩いていません。


途中見かけた「松岡小鳥店」。小鳥と金魚を扱う専門店は、呉市内でも希少な存在です。これも昭和の古き良き雰囲気を伝えるお店でしょう。

今日はたくさん歩いて約12000歩。
呉の歴史を学びながら、たくさんの発見と驚きのある、第4回くれのまち歩き 「両城・川原石コース」でした。いや〜、毎回大満足!!!
案内役の竹本さん、有難うございます。参加の皆さま、お疲れ様でした〜。

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