呉から車で1時間、東広島市福富町までドライブをしました。長くもなく、短くもなく。ちょっとお出かけするには程よい距離です。
しかしながら、呉市内とは違って広がる田畑や緑が心地よい里山です。
福富町には、子供が遊ぶ遊具が充実した人気の道の駅「湖畔の里 福富」があったり、牧場や農園があったり、ちょっとこだわりのレストランやパン屋さんがあったり。
豊かな自然に囲まれた暮らしの中でモノづくりをする人も多く、この田舎暮らしに憧れて移住を志す人も増えるなど、なかなか気になる町なのです。
そんな福富町にある「天然素材スドウ雑貨店」を訪ねてみました。
オーナーの周藤翔太さんは、実は呉市出身。以前は呉市内で美容師をしていました。
しかし、奥様の友里那さんが出産をしたのをきっかけに、「環境の良い田舎で子どもを育てたい」と、祖父が福富町に残した家をリフォーム。5年前に家族で福富町に移り住むことにしました。
現在、翔太さんは油絵作家、友里那さんは革作家として「天然素材スドウ雑貨店」を営んでいます。小さな店内には、翔太さんの手書きのイラストが素敵な世界で1点しかないTシャツやバック、友里那さんのセンスある革製品、地域の作家さんのクラフト作品が所狭しと並んでいます。
一つ一つに温かみがあり、こだわりのあるハンドクラフト品だけでなく、なんとお店も一年ががりでセルフビルドしたのだそう。
3人の子育てをしながら、日中は創作活動をし、週末は雑貨店を営む日々。
お互いの創作活動を支え合い、生き方も作品も、よりシンプルに、より真っ直ぐに。
「田舎だからこそ、自分の好きなもの、作りたいものがはっきりしてきた」、と笑顔でお互いを見つめ合う周藤ご夫妻。これからも、どんな作品作に出会えるのか、また訪ねてみたくなりました。
「天然素材スドウ雑貨店」
https://www.facebook.com/sudou318/