「雪風」に会いに江田島へ

戦時中「呉の雪風、佐世保の時雨」と武運を称えられた駆逐艦があることを知りました。
呉に住んでいながら、誠にお恥ずかしい限りです。
呉は「戦艦大和のふるさと」では有名ですが、「呉の雪風」を地元でも知っている人はかなり少ないと思います。私も”この世界の片隅に”のファンや”艦これ”の提督さんに影響を受けて呉の歴史や戦争のことについて調べるうちに、ふと「沈まずに生き残った船はいるのかな?」と思いつき、調べてたどり着いたのが「雪風」でした。

小さな駆逐艦ながら最新の装備を備え、最前線で幾度も参戦して沈んだ船から多くの人を救った船。砲弾すれすれのところをかすめながら無傷で帰還。ロケット弾が命中しても、まさかの不発。
戦艦大和の最後を見届け、生存者を救助。戦後は「丹陽」と名前を変えて中華民国(台湾)でも活躍した、と不沈艦、幸運艦らしい逸話ばかりで、すぐに雪風が大好きになりました。
(どうでも良い追記:雪風を調べている時に、艦これで「雪風」をドロップ。そして同じ日に、ローソンでカップ麺の「雪風」を発見しました。すごい偶然〜ww)

KUREPP+にも「雪風」グッズが集まってきました。

「雪風のことをもっと知りたい!」と話していたら、「KUREP+」の常連さんでもあり、豊富な知識で人間図書館のような竹本氏が様々な資料を集めて分かりやすく解説してくれたり、オリジナルの資料を制作するなど、深まる情報が有難いばかりです。今後は、公刊戦記だけでなく、アメリカの資料も入手して研究を進めようと思案中だそうで、頼もしい〜。

とにかく、知れば知るほど「雪風」熱は高まります!
雪風のミラクルがすごい!

その「雪風」の幸運にあやかるべく、「雪風」の主錨と舵輪が展示されている第一術科学校へ取材と見学をしてきました。
(現在、新型コロナウィルスの影響で一般見学はできませんが、数ヶ月前から企画書や書類を提出して広報部の方と慎重に日程を調整し、今回許可を頂く運びとなりました。)
早朝に集合し、海上自衛隊の方の凛々しい朝礼姿も見学させていただきました。
整然と、そして粛々と執り行われる式の様子。空高く鳴り響くラッパの音色と澄み渡った青い青い空。
厳しい規律の中で日々の訓練に努めるこの方たちが日本を守ってくれている!、と見ているだけで、自然と感謝の念が湧いてきました。

  *動画あり(クリック)

今日の一番の目的である駆逐艦「雪風」の主錨にも会えました。
じわじわ湧き上がる感動
❤
コロナでしょんぼりしている呉も、生き残った駆逐艦「雪風」の存在を知って、元気を出して欲しいなぁ。

広報部の方も、コロナ禍で見学者の受け入れが難しく、広報活動に苦心されているとのこと。
コロナが落ち着いたら、「くれ・ひと・まち情報応援団」の活動として、自衛隊さん
の広報の支援や、何か面白い企画を考えて、呉を少しでも面白くできたら良いなぁと思います🍀

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